ホノルルマラソンを歩いた・・・⑨

早くも明日は帰国です。 確かにマラソンは終わった。 
当初の目的は達したが、そのあと5日間何をしてたんだろう。 ゆっくり起きて、お風呂やらジャグジーやら・・・。 結局一度も泳がなかった・・・ゆらゆらしただけ。      散歩はよくしたけれど、予定していたトレッキングをひとつも実行出来なかったのが心残りだ。 オアフ島のトレッキングコースを紹介したサイトを見つけ、幾つかのコースをプリントして持ってきたけれど、元々山歩きは経験が浅いし、地図もよく読めない私たちだけで無事踏破できるのかという不安もあった。 それ以上にマラソン後の2・3日は足が回復してなかった。
マレーシアのムッとした暑さを経験したせいかハワイの暑さは心地いい。 とくに今日は強風で(細かい砂が目に入るほど)でとても涼しい。 恒例の金曜日の花火はするのか?と思ったほどだった(もちろん花火はキレイでした)。 
今日一番心に残ったことは、パゴダという日系のホテルへ行ったとき、たまたま日系のコミュニティの集まりが開かれていて、一人のおばあさんと会ったことでした。
彼女はエーレン・ワタダ中尉を熱烈に支持していて、この集会に彼を連れてきていたというわけだった。 そして、私たちにも紹介してくれたというわけ。
このワタダ中尉というのは、日本でも報道されていたそうだが、勉強不足で全く知らなかった。 彼は現役軍人の中で初めて米国のイラク戦争の非合法性を訴え、イラクに配置されることを拒否した人です。 実際にお会いしてみると、その強さ優しさに圧倒されてしまいました。 最近これほどの好青年に会ったことがないと思いました。 彼の軍事法廷はこれから始まり、6〜8年の刑期が予想されるということです。 今日は5日間だけの許可が出て、支持を訴えるために故郷へ戻ってきたということでした。 

「勇気」とは何かを、「判断力」とは何かを、考えさせられることになりました。     日系社会でもイラク戦争に対する評価はさまざまのようですが、彼のスピーチが故郷ホノルルの人たちを感動させる現場に居合わせた偶然に驚くばかりです。  これからの彼の活動から目が離せません。