『かもめ食堂』を見てきた

去年から、予告編をみる度に「見た〜い・見に行くぞ〜」と思っていたこの映画。やっと今日見てきました。
フィンランドはもう何年も“行きたい国リスト”に入っているのに、行くのなら6月夏至のころというこだわりがあって、まだ実行できてない・・・。
ヘルシンキへふら〜ッと集まってきた女3人。 忘れてしまいたいコトがありそうな?訳ありふう。 癒されるのにぴったりなピュアな国フィンランド、いい選択だったね。
どうやって食堂を開いたの? どう頑張ってフィン語を学んだの?って、気になることはいっぱいあるけれど、ファンタジーなんだからね。
恋もなければ、事件も犯罪も出てこない、ふんわりとやさしい日常が淡々と描かれる。
小林聡美のサチエさんは「自分」をしっかり持った女性で、ひょうひょうとしているのに爽やか。 凛としていて、他人との距離の取り方が上手で、押し付けがましくないところがいい。 
「人はみんな変わっていくもんですよ」とか、「嫌なことをしないだけですよ」とか、「寂しい人はどこへいっても寂しいんですよ」とか、印象的なセリフがいくつも。 ベタッとした人間関係が苦手な私にはビンビンと響いてくる。 誰にももたれかからない生き方を したいね。
自分に誠実に、他人に対して丁寧で親切に、そうすればきっといいことがあり幸せに なれるというメッセージが強く伝わってくる。
あの青い空、キーンと張った空気、フィンランドは本当によさそうだ・・・と思わされた。どなたにも年齢・性別関係なく、おすすめできる映画です。