ホノルルマラソンを歩く・・・③

時差に悩まされている。 目覚めたのが8時半、これじゃマラソンのスタートに間にあわない(どころか、かなりのランナーがゴールしている頃だ〜)。 
夕べ、ホノルルマラソンを歩いた人のサイトへ行き着いて、読んだのもよくなかった。 そのあまりな疲労困憊の様子にすっかり凹んでしまい、寝つきがよくなかったのだ。 あと3日という時点で読むべきではなかった・・・。 オットは「何が何でも頑張るというのが分からない」と言う。 「『ホノルルに行ってくるわ』と家を(会社を)出たからには、あの『フィニッシャーTシャツ』をお土産にしないとお国に帰れないんじゃない・・・」という私。 まぁ、どう転んでも実力以上が出るわけないか〜で、ひとまずは落着。 すでに足並みが乱れがちな私たち。 とリあえず必要と思われる携帯電話を借りに行くことにした。 「一番軽くて、料金が安いものを!」GETする。 
帰り道、ホテルの近くで「ARMY MUSEUM」というのを発見、寄ってみる。 昔の砲台の跡を利用した軍の施設で、建物も不思議。 にこやかなボランティアのおばあさんに迎えられる。  アメリカでは博物館・美術館・病院・図書館といった公共施設で、お年寄りが活き活きと活動しているのをよく見るけれど、いいもんだなあといつも思う。 
ハワイ王国の時代からパールハーバー日系人部隊のヨーロッパ戦線、ベトナム戦争イラク戦争・・・と展示が続く。 ぜんぜん知らなかったことは、前陸軍参謀総長はカウアイ島出身の日系人・エリック・シンセキ陸軍大将で(クリントン大統領に任命された)、日系人として(アジア系としても)初めての制服組トップという要職についた人だった。   彼の展示室がかなりのスペースを占めていることに、ハワイの誇りというか 事情を見たと思った。 とにかく、いいところも悪いところも全部見せているという感じをもつ。 
ここは日本人観光客はゼロ、そういえば20年ほど前に行った、アメリカ人には人気の「アリゾナ記念館」(パールハーバー)でも日本人に会うことはなかった。 日本人には遊びと両立しにくいのかもしれない・・・(ツアーも行かないし)。 
 なんともおかしい プリミティブな戦争の神様
ホテルへ戻ると、コーヒーショップでシェフのお料理教室が始まるところだったので 参加。レシピーが配られ、質問も飛び交う楽しい教室。 ウチでも再現できそうな感じ。 
メニューは「パンプキン・ビスキュー」スパイシーなかぼちゃスープというところかな。 もちろん最後は試食タイム。 甘くない大人の味、小腹がすいた頃だったのでお代わりがしたいほど美味しかった! 
  
ハンサムなシェフ(よくしゃべる・・・)と 試食したスープ