嵯峨野の紅葉をいっぱいの人と見る・・・

やっと雨も上がって、今年こそ!と、嵯峨野へ紅葉ウォーキング。 だいぶ前に買っておいた『阪急・阪神統合記念一日乗り放題チケット』を持って出かけました。 梅田の阪神の改札を通った時に「あと○○円」と表示されて、ちょっとヘン・・・とカードをよ〜く見てみると、私はラガールカード(普通のプリペイドカード)を持ってきていたのだった。「色もデザインもよく似ているやん?」とオットに訴えるが、「確認しなくちゃ・・・」と冷たく言い放たれたのだった。 
 
大してお得じゃない切符を持って(私の分だけ)嵐山へ。  紅葉はいま真っ盛り!  グッと迫る山々は『紅葉のにしき』そのもの。 さすがは世界遺産(厳密には天竜寺)。凹んでいた私も来てよかった・・・。 渡月橋は大々渋滞、ピタッリ止まって動けない クルマだらけ。 平日でも甘く見ちゃいけない。 料亭『吉兆』の高級感溢れる構え・・・を素通りして、亀山公園で持参のお弁当。 ここは周恩来碑もあって中国人観光客もやってくるが、ゆっくり出来るおすすめポイント。 有名な竹の小道を通って、大河内山荘・落柿舎・二尊院あたりはもうすごい人波。 週末だったらどれほどの人なんだろう・・・。 鳥居本を経て清滝まで歩く。 途中の暗いトンネルを歩くのがちょっと怖くて面白い。    さすがにここまでくると紅葉はもうはらはらと散るばかり・・・、ハイキングの人だけで 静かに秋の終りを実感できる(清滝は愛宕山の登山口に当たるのだ)。
清滝橋で出会ったおばあちゃん二人組とちょっとおしゃべりする。 二人は毎週月・水・金の3日は必ず『愛宕詣で』をしていると言うではないか。 それも十何年も! 商売をしていて忙しいので、夜明け前から来ることも多いのだそうだ。 小学生の頃一度登ったことがあるけれど、結構キツイ登山だったような気がする。 六甲山へ毎日登山するグループも数多いけれど、身体を甘やかさないルールを自分で決めるというのは日本人の特性なのか・・・などとオットと話しながら、また来たトンネルを歩くのだった。 
嵐山・嵯峨野周辺はどこもCMや写真でデジャヴだらけなのだ・・・

天竜寺の庭園はさすがの美しさ、「人の塊り」が途切れた頃に静寂があって、楽しめる。 みんな思い思いのスタイルで座り込んでいた。 
「阪急・阪神の一日券」をオットが持っているので、コストを考えると京福電車には乗れない・・・。 またも桂駅で乗り換えて、河原町まで行く私たち、鴨川は野鳥が多く遊んでいてもうすっかり冬景色のよう。 ゆっくりお茶をしてぼつぼつ帰ろう。
気持ちのいい散歩だったが、電車賃はあまりお得だったとはいえない。 もう一枚チケットも残ったことだし・・・、今度は娘を誘って冬の京都へ行こう。