フィンランド旅行記−⑧ さよなら ヘルシンキ

午後の便で帰国です。
それまでの時間は、また買い物。 「もう買うもの無いよね」と言いながら、お気に入りのハカニエミのマリメッコへ。 ずっと探しているピンクのボーダーTシャツは見つけられなかったけれど、またもわんさか買い込む! お菓子屋さんカフェ『Fazer』で最後のランチ・・・大満足。

こんなに名残惜しい気持ちで旅を終えるのは、初めてかもしれない・・・。 
ヘルシンキはやさしくて気持ちのよい街だ。 これ!という観光ポイントはないし、それほど美味しいものも無いように思う。 なのに(だから)、ずっとずっと暮らしていたい街だ。  また、いや必ず戻ってきたい、次はもっと長く・・・。 安全で、言葉の不自由がなく、 本当に英語がよく通じるし、不躾な視線で見られることもない。

フィンランドは農業と林業といった経済体制から、ハイテク産業を基幹とする工業先進国へ変身して、いまやたくさんの世界一を持っている。 
国際経済競争力、女性の社会進出、そしてよく知られた学力。 一番うらやましく思うのは、社会の透明度、賄賂や情実などとは無縁の情報公開社会。 そりゃ人口500万人というスケールだから・・・でしょうが、納得して消費税22%が払えるなんて、本当にすごいと思う。 情報社会と福祉国家を両立させたフィンランド・モデルが、これからどう発展していくのか 見届けたい。 

街を歩くと、本当にオシャレなショップに出会えます。 こんな暮らしがしたい・・・というプレゼンテーションが明快に受け取れます。
  
  
  
何かあやしい・・・、不安、危険という気配がまったく感じられない街、ヘルシンキ。  余計な疲れがないから安らぐ。 そして爽やかなこの季節が本当に美しい。 
摘み放題というベリー(もちろん秋はきのこ)を取りに森へ行こう。 
湖のそばでゆっくり過ぎる時間を楽しもう。 
そんな暮らしがしたくなったら、フィンランドはおすすめです。