フィンランド紀行−③ ヘルシンキ観光の定番

ヘルシンキカードという、公共交通乗り放題、美術館・博物館入場無料のカードを買いました。 この種のカードは観光都市には付き物だけれど、ヘルシンキに関しては・・・ちょっと高めで(3日間で50ユーロ)、それほどミュージアムのグレードが高いとも思えない(パリほどのお得感はない)。 
唯一のポイントが高いサービスが市内観光バスへの乗車。 それに乗ってみました。
エスプラナーディ公園にある案内所から、バス出ます。 
     
*左から、バス内オーディオ装置 ヘルシンキ大聖堂とウスペンスキ寺院(車窓より)
  
フィンランド夏の風物詩・・・水辺のマット洗い場 アイスクリーム売りのおねえさん
ヘルシンキの観光名所として一番人気はたぶん・・・ここ。 テンペリアウキオ教会。    
*入り口はまるで地底探検の雰囲気    *美しい岩肌には爆破の跡が・・・
1961年にスオマライネン兄弟によって設計され、1969年に建堂された。 この教会は岩をくり貫いた状態で作られ、内側の壁が音響効果上かつ美的感覚上、岩盤がそのまま未処理の状態となっていて、内壁としての岩肌の様々な色彩がとても美しい。 天井はドーム型にガラスがはめ込まれていて、自然光がたっぷり降り注ぐ。 ちょうどピアノの演奏が行われていたが、きれいな響きに聞き入った。 幾組ものツアーバスがやってきている、フィンランド現代建築の代表なのだ。 

フィンランドには、アアルトに代表される優れた建築家やデザイナーを輩出する文化がある。 厳しい自然環境がアートを生むのだろうか・・・。
あと、シベリウス公園、オリンピックスタジアムへ寄り、いろんな通りやミュージアムの紹介をしながら出発点へ戻ってきた。 あまり期待していなかった、このツアーはこの街の全体像を知るのにはいい経験になった。 でも、バスの1時間半はすべて歩いて周れそう・・・、ヘルシンキは小さな町だと分かった。 
次の日へ続く